2015年8月に佛山で勤務を開始した直後、忘れもしない歴史的な人民元の大幅な切り下げがありました。多くの皆さんも認識されている通り、輸出産業の危機を補う政策でしたが、株式市場はその時期をピークに10年近くの低迷期に突入しました。不動産価格もリーマンショックを境に建設が頓挫した”お化けビル”が散見されて、切り下げ後に一気に下落トレンドに変わりました。
個人の勝手な解釈ですが、既にこの時がそれぞれのバブル崩壊であり、一言で表現すればどちらの投資もオワコンになって既に約10年ということです。現在は以前の過剰投資による経済発展とは異なる別の出口と健全な成長を模索している段階と受け止めています。
上記を前提として述べますが、この国の不動産も株式市場もこの先は投資利益を得る手段には適さないと考えています。私が不動産価格や株式動向に注視する理由は崩壊した市場がどのように本来の機能(社会的にあるべき仕組み)に立て直すのか?という個人的な好奇心に過ぎません。よって物件や株式銘柄の推奨はしませんし、取引の指南をするものでもありません。閲覧される方は、あくまでも自己責任でお願いします。
注記:投資を推奨しないことを意図として書いているコラムですし、言うまでもなく記載内容を参考にされて損失等を発生したとしても一切責任は負いません。