南山区の新一代国際

estate

20年前の駐在時に入居していた勤務先の借上アパート。一時は真剣に購入したいと思っていました。
さて、その物件価格の変化が興味深いです


【初めての深セン】(1/5)
今や大都市となった深圳。初めて訪れたのは日本のバブル崩壊後1991年(33年前)。鉄道で香港との境界~羅湖駅前ローターリーの路面は未だ土が一部露出しており、現在の街の様子とは結び付きません。乞食少年が足にしがみついてきてお金をせびります。振り払おうとしますが、離れた建物の陰から母親らしき人物が「手を離すな!」(のような)の指示を出していました。深圳の”衝撃的なお出迎え”は今でも鮮明に記憶に残っています。


【家を買うと海外駐在になるというジンクス】(2/5)
勤務先ではそんなジンクスがありましたが、”おっさんの笑えない駄洒落”のように見事にハマりました(汗)。辞令を受けて、2004年に南山区(欧米人も多く居住)の題目のアパートに住みました。仕事で重要な職責を背負いつつもプライベートでは現地のマンション投資にちょっと興味もあって、周辺の物件価格をちゃっかりとチェックしていました。


【どう見ても一等地の物件だった】(3/5)
借上げアパートは建設されて間もない共有プール付き、Walmartが目の前にあり、病院も歩いて行ける範囲。当時のココの平米単価は4.5k元/㎡でした。


【再び南山に行った2010年の価格】(4/5)
不動産に興味があったとは言え仕事もいろいろなゴタゴタがあり、再び南山を訪れた(正確には移動で通過した)のは2010年で、その時は別の企業に転職後の出張でした。駐在当時の知り合いに新一代国際の価格を尋ねると平米単価は概ね60k元/㎡とのことでした。(ひぇ~っ、10倍以上です)


【落ちがあるわけでは無いですが。。。】(5/5)
その後2012年にはシャドウバンク崩壊もあって、小規模不動産デベロッパーの倒産が頻発。開発が頓挫した「お化け屋敷」を郊外でよく見かけました。個人的解釈ではこの時が”バブルの崩壊”です。その後コロナでトドメを刺された恒◯グループ等の債務問題もあり、新一代の事はすっかり忘れていました。
さて現在の価格ですが、調べた範囲では平米単価は75k~80k元/㎡と更にらに上昇していました。(なっ、なんと!)


深センのみならず、北京、上海などの大都市部では、不動産の一般的な動向が当てはまらない”物件のブランド化”が成立しているのだと考えます。日本で言う湾岸エリアのタワーマンションというところでしょうか。この物件だけでなく、周り近所の物件のすべてが同じような価格変動をして高騰していったのだと思います。

長々と失礼しました


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