配当は実質無いに等しい

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【配当方式:日本との違い】
株主配当を翻訳ソフトで変換するとおそらく「分紅」と訳されるのではないかと思います(違ったらごめんなさい)。株主さんへ持ち株比率に応じた還元という意味では配当に近いものは他に無いのかもしれませんが、企業の営業活動による利益から配当金を出す日本の方式とは異なるので、個人的にはこの翻訳は間違いだと思っています。
ちなみにこちらは、「時価総額からの持ち株比率に応じた現金化」により還元されます。

分紅

役員会の決定や株主総会で決議された金額を権利確定日の取引終了時に還元します。その日終わり値から配当分を差し引いた価格が翌取引日の開始時の基準価格になります。

例えば、仮に1株あたり0.2元の分紅を発表したA社があったとします。このA社の分紅権利確定日の株価終値が10元だったとして、この銘柄を1000株保有している株主さんの保有評価額は10000元です。取引終了した時点で分紅として1000x0.2元=200元の現金が受け取れます。しかし時価総額からの現金化なので、翌日の権利落ち初日は前日終値10元-0.2元=9.8元が取引開始基準値となります。


分紅直後の銘柄の評価額は9800元となり、現金を受け取った分そのまま評価減になる仕組みです。
実質的にはなにも配当されていない事になります。

ちなみに日本では”株主優待”なるものがあって、その会社の商品だったり割引クーポンなども株主さんに贈られますが、こちらではそのような仕組みは無いと思います。
私は何一つもらったことありません。

Protopal
Protopal

と、言うわけでキャピタルゲイン以外に株式保有のメリットが無いことも
「お勧めしない理由」の一つです。
取引しないのがBESTだと思います


次のコラムにつづく

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