西野亮廣さんのvoicyへの感想

おそらく今日本でもっとも注目されている芸能人&実業家のキングコング西野亮廣氏。私もこの方の著書やYoutubeの記事にはとても影響されている人間の一人で、多くの方と同様にファンです。
普段は御本人の記事や音声配信を拝読、拝聴して「なるほど~」とか「そう!そう!」なんて同意や納得させられていますが、以下の記事に関しては、少し誤解があるのかな?という気がしたので私的な感想をちょっと書きます。(あくまでも反論ではありません)

もとの記事:【日本のタクシーのここがキライ】 (noteさんのサイトからの引用です)

私自身も休暇で帰国し再び渡航する際に早朝便だったりするとタクシーを予約して利用しています。確かにドライバーさんがわざわざ外に出てきて後部座席のドアを開けるサービスは、記事で仰っている通り全く不要だと思います。
しかし、タクシー会社としては「VIPサービスの提供」というよりは、その昔存在した「タクシーへの悪いイメージ」を払拭する企業活動のなごりなのでは?と思います。
日本がバブル崩壊した1991年ころは、西野さんはまだ少年だったと思いますが、私は”社会人成り立て”でした。当時のタクシーはとても怖かったと記憶しています。
流しのタクシーの大半が、まず最初にドアも開けずに窓の隙間から”行先を尋ねてきます。目的地が近かったり、方角が意としない場合は、拒否されるのが普通でした。(そもそも近距離を考慮しての”初乗り運賃”では?)
客の側が「xxx駅までなんですが、乗せて頂けますか?」なんて恐縮して尋ねて、了解が得られたら利用出来るのが一般的でした。なので今でも当時のことがトラウマになっていてタクシーは嫌いです。今のタクシーはそのような悪いイメージは無くなりました。なので個人的にはイメージアップ戦略の余韻がまだ残っている~程度に考えています。


【アパレルショップの買い物で店員さんが出口まで購入商品を運んでくれる】(に関して)

確かに”そこまでしてくれなくても”と私も思います。しかし、これもVIPサービスという意図ではなくて、日本人のきめ細やかな心遣いのなごりと私は受け止めています。
最近はとても広い店舗を確保されているショップさんが多いですが、以前は狭いお店も多く且つ会計は店舗の一番奥にあるパターンが主流でした。狭い店舗に多くの衣類を展示していて、吊るしの間を通る際に他のお客さんを避けるのが大変な場合が多かったです。しかもジャケットやコートなども想定しているためか?アパレル店の袋は結構大きいサイズでカクカクしてますよね。せめて出口のところまではご購入のお客様が楽に移動できるように、”出口までは店員さんが運ぶ”という行為に自然発生したのではないでしょうか。

アンケートで8割以上の人が「不要」と答えたのも、”そこまでしていただかなくても”という気持ちの人が多いと予想しています。

失礼しました。

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