日本に居たら”もみじ狩り”を楽しみたい季節ですね。秋は”旅”がお似合いなのかもしれません。
皆さんにとってはどんな秋でしょうか? 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、八代亜紀。
そんな思いで地図を眺めていて「おやっ?」と感じた公園があります。
なんと新幹線の4路線が通過している公園です。気になります。(トンネル?)

【Check Point】
南海有轨电车1号线 ”中区”駅の北側。
過去に紹介した”文翰湖公園”から2駅です。
事前のネット調査では”展望台だけしかない公園”というBaiduでは星3つの低評価でしたので、今回はあまり期待しないで訪問します。しかし、新幹線と思うとワクワクします。

【公園入口】
やはり何もありません。
それでも小さい池の周りに花が咲く、整備された様子です。

芝もきれいに手入れされていますが、遊具もベンチもありません。
日曜日なのに人も居ません。
”失敗”の予感が。。。静かに忍び寄ってきました。

展望台の標識に従って登り始めたらかなり急勾配。ちとキツイです。
(ジグザグの切り返し)

(公園からみて南向き)
展望台に着きました。
「低くっ!」
苦労して登った割には低いです。

すぐに新幹線が通過しました。しかし。。。
見える新幹線、「小っちゃ!」
それでも流石に4路線あると30秒に1本くらい通過します。

スマホの倍率を少し上げてみましたが、大きくは撮影できませんでした。すみません。
不完全燃焼です

展望台より中区駅のほうが近いのですが、そこでもこんな感じ。失敗です。
日付改め広州市へ (鉄道博物館)
失敗をキャッチアップすべく、ネットで調べたらお隣の広州市に「鉄道博物館」なる場所がありました。
行ってみましょう!

【Check Point】
広州地下鉄6号線 黄沙駅
駅の横の小さな広場に「中国鉄道の父:盧天佑」の銅像があります。

【黄沙水産交易市場】
黄沙駅前には巨大な水産市場があります。華南地区では最大の規模だそうです。
ちょっと覗いてみましたが、写真下のような路地が何本にも連なっていて迷子になる広さでした。
ココから魚貝類が各地に運ばれて「食は広州にあり」の源になっているのだと思います。

【広州鉄道博物館】
着きました。
整備車庫を再現したような建物が最初のお出迎えです。
残念ながらこの時は中には入れませんでした。

♬~駅前のパン~屋と、踏みきぃ~りの閉~まる音~ぉ♬ (by back number)
写真中央に踏切の模型があります。
こちらに来てから踏切はみたことありません。華南で鉄道が栄えた時期には技術的に進歩していて、地下や架橋で対応出来ているということですかね。

博物館の周りは公園(広場)になっています。

【ディーゼル機関車】
DF4Dと記載されています。まだどこかで走っているのでしょうか?

【蒸気機関車】
建設6500と記載されています。
近づくと凄い迫力です。

湾沿いのエリアにも線路が埋め込まれていてオシャレです。

路線名のプレート。
南北方向や東西方向。。。地名を追うだけで移動している気分になります。

路線建設の年代別のライトマップで、色の種類で建設時期を切り替えるパネルです。

巨大なシャフト。
他にも多くの部品の展示があります。

種類別模型
黄色い車両がありました。「総合検測車両」と記載あったので、ドクターイエローだと思います。

”鉄鋼製”の枕木と記載されていました。
(鉄鋼も使われたのですね)
博物館はパスポートNo.を記帳して無料で入場できました。館内はとても広く鉄道発展に携わった人物、歴史、技術など多くの展示内容があります。鉄道に関しては日本との関係が深く、過去に戦争などの悲しい歴史(コメントは割愛)もありますが、中国の発展に大きく貢献した背景がよく理解できます。
夢中になってしまい退館した後でほとんど写真を撮っていないことに気づきました。すみません。でも、広州にいらっしゃった鉄道ファンの方には必見の訪問場所だと思います。(さすが広州市!うらやましい~)
冒頭に戻りますが、新幹線を見てワクワクする理由が分かったような気がします。2本のレールは街と街を結んで人や物資を確実に届けます。それと同時に人々の大きな夢も運んでいるのでしょうね。 失礼しました~
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