スマホ依存社会~病院編

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ご存知の通りこちらではスマホのアプリ(Wechat、Alipay)のウォレットで日常のほぼ99.9%の決済ができます。と言うより、アプリが無いと生活が成り立ちません。お財布が電子化された事以外にも生活でスマホが必須となっている状況が多く、安に「便利になった」と言って片付けてよいのか考えさせられます。


先日勤務先の食堂で昼食中に”奥歯の詰め物(銀歯)”が外れました。治療に至るまでの行程で感じた”スマホの存在感”を時系列で簡単に紹介します。


【始まり】(正午前 11:50)

日々の苦痛である”エサの時間”が事の始まりです。
(直接関係しませんが、具がないスープ:泣)

2,3口食べた時点で銀歯が外れたのですが、違和感を感じ取れたので、幸いにも飲み込まずに済みました。セーフ!


【食事継続しながら予約】(予約完了 11:58)

銀歯はティシュに包んでポケットに。エサを食べながら、同時にスマホで病院の予約手続き。
病院のオフィシャルアカウント(Web上の専用サービス窓口)をWechat経由でアクセスする事で、個人の情報がサイトに自動的に反映されます。

その日の午後の診察が開始する14:00に医師の空きがあったので前金13元決済して完了。
QRコードをゲット!


【病院の場所が変わっていた】(13:50)

病院が改築+移転されていて前回診察を受けた場所と異なっていたのですが、これもスマホ上の住所をクリックするだけで、滴滴アプリに反映されて無事に病院に到着。

(右端の人の大きさ分かりますか?)
えーっと、サッカースタジアムでは無いです。
形が妙に カニの頭


【昼休み明け間近】(13:53)

病院の中に入りましたが人が居ません。まぁ病院以外でも役所なども昼休みはみなさん昼寝しているので、時間前のスタンバイは期待してはいけません。
案内板で「歯科」の位置を確認してGO~。

それにしてもなんでピアノ?


【歯科の受付】 (14:03)
受付にも誰もいません。5分ほど経過した時に看護師さんが来ました。

自分
自分

予約した者です

看護師さん
看護師さん

右の角にある端末に予約QRコードをかざすだけです。
呼び出しがあるまでお掛けになってお持ちください


再び5分と待たないうちに呼び出されて治療。15分くらいで外れた銀歯を嵌め直してもらいました。


自分
自分

会計お願いします

看護師さん
看護師さん

先ほどの端末に予約QRコードをかざしてWechatかAlipayでお支払いください。
お大事に~


【仕事への帰り】(14:35)

病院の中庭をみながら勤務先へ。
やはり人が居ないのがちょっと不気味です。


結局パスポートすら提示する場面もなく、1時間掛からずに面倒な歯科処置を済ませました。
以前にこの病院で診察した経緯があったからにせよ、スマホを中継して予約したことで個人の医療情報や加入している保険情報など、全て自動で病院側に反映されているという事です。
スマホが無かったら大変だったなぁと思うと、ここは素直にスマホ社会の恩恵に感謝したいです。

これほど簡単であれば、気楽に病気になれますね~ いや、なっちゃ駄目っしょ!


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